バイアグラに群がる男たち

バイアグラ

ここ何年かの間で、バイアグラほど話題になった医薬品はないでしょう。
「世界初の勃起不全内服薬」「バイアグラで何十年ぶりにセックスができた」「バイアグラで夫婦円満」などという情報がアメリカから次々に入ってきました。

 

中には、バイアグラでセックスができるようになった夫が若い女性を求めて家を出ていったというニュースも伝わってきました。

 

その一方で、バイアグラを服用し性行為に及んだ男性が、急激な血圧低下などによって死亡するというニュースもたくさん飛び込んできました。

 

セックスができるようになったのはいいけど、そのために死亡したのでは何にもなりません。死亡事故のニュースを聞いて、膨らんでいた希望がいっぺんにしぼんでしまった人も多かったのではないでしょうか?

 

バイアグラにより死亡事故を明らかにしたのは、アメリカ食品医薬品局・FDAです。FDAは1998年5月、前月から発売されて爆発的に売れているバイアグラの服用した男性6人が死亡していたことを正式に認め、このほかにも死亡した例や重症の副作用の例がないか調査することを明らかにしました。

 

バイアグラと死亡との因果関係は不明とされましたが、服用後に死亡していることから、関係があるに違いないというのが大方の味方でした。

 

その後もバイアグラを服用後に死亡する事故が多発しました。発売後短期間のうちにバイアグラの利用者は100万人と超えたと言われ、それだけ事故が発生する確率も高くなったからです。

 

翌6月、バイアグラに関係する志望者の報告が6月8日までに全部で16件報告されたと発表しました。これはFDAに報告されたものをそのまま発表したものです。

 

バイアグラ

 

さらに6月の末には「ウォールストリートジャーナル」誌がバイアグラを服用後に約30人が死亡したという報告が6月中旬までに、FDAになされたことを明らかにしました。

 

死亡した人のほとんどは、健康上何らかの問題があった人だといいます。
副作用の報告は死亡事故を含めて約100件で、その内訳は、心臓発作7件。卒中8件。失神4件。めまい6件などとなっていました。
FDAに報告される副作用の件数は実際に発生した件数の1割にも満たないをされているので、バイアグラを服用して副作用が起こった件数は相当な数になっていると判断されました。

 

アメリカからこうした情報が入ってきて、新聞やテレビなどで報じられるにつけ、「セックスも命がけ」という印象を持った人も多かったと思います。

 

しかし、アメリカでバイアグラを使用する人が急増し、性行為ができるようになったという情報が数多く入ってくるにつれて、日本で医薬品として認可されていないにもかかわらず、バイアグラを服用する人が増えてきました。

 

インターネットなどを使い、個人輸入によってバイアグラを入手する人が増えてきたからです。

 

また、バイアグラの個人輸入を商売にする人まで現れました。そして、とうとう死亡者が出てしまったのです。
しかし、現実には多くの個人輸入サイトが優良で多くの方が利用しているのも事実です。ED治療薬のバイアグラが開発されてから第2のED治療薬レビトラ・第三のED治療薬のシアリス・第4のED治療薬のザイデナなどが販売され人気になっています。

 

日本でのバイアグラ

 

バイアグラ

1998年7月、厚生省バイアグラを服用した60歳代の男性が急死していたことを発表しました。

 

この男性は、高血圧、糖尿病、不整脈の治療を受けており、バイアグラの注意が気で使用が禁じられているニトログリセリンを使っていたということです。友人からバイアグラを1錠もらい、服用して成功意を行いました。ところが、その後、家族がこの男性の異常に気付いて救急車を呼びましたが、到着した時には、すでに心臓が止まっていたといいます。

 

こうした死亡事故が明らかになっても、バイアグラを個人輸入して服用する人は後を絶たないのです。

 

これらの個人輸入は重荷、代行業者が仲介していて、扱う商品も、バイアグラのほか、不眠治療薬や精神安定剤、育毛剤などバラエティに富んでおり、代行業者の数も数十社を超えています。

 

日本の薬事法では、無認可の医薬品を輸入して販売することは禁止していますが、個人が販売目的でなく、自分が使用するために個人輸入することまでは禁止していません。

 

こうした法の網をくぐるような形で、個人輸入が行われているのです。

 

こうした喧騒の中、ある週刊誌がバイアグラの購入方法を記事で紹介し、購入申し込み用のはがきを添付するということが起こりました。

 

これに対して厚生省は国内で認可されていない医薬品の広告を禁止した薬事法に違反する疑いがあるとして、発行元の出版社から事情聴取を行いました。

 

そして、薬事法に違反するとして、記事の撤回を求めたのでした。まさしくバイアグラを巡って厚生省も巻き込む形で様々な混乱が発生したのです。